泌尿器科、内科
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過活動膀胱(女性)

 

40歳以上の7人に1人が排尿の症状で悩んでいます。

「尿が近い、夜のトイレが多い、もれそうになる、もれてしまう」
こんな排尿の症状を年のせいにしていませんか?
最近の調査によると、40歳以上の日本人のうち約1,000万人が、何らかの排尿の症状で悩んでいるといわれています。
その中でも、夜間にトイレに行く症状で悩んでいる人が最も多いことが分かりました。

 

おしっこの出るしくみ

普通、私たちは膀胱に200~400mLの尿がたまると尿意を感じます。そして、自分の意思でトイレに行くまでしばらくがまんすること(蓄尿)と、準備が整いしだい排泄すること(排尿)ができます。

「がまんする」か「おしっこをする」かは、脳からの命令により、膀胱の伸縮と尿道の筋肉の開閉で調節されています。

 

排尿のトラブルは、病気が原因かもしれません

排尿は、健康状態を反映しています。
排尿のトラブルには、膀胱から尿道へかけての下部尿路の病気が関係しています。

◆排尿のトラブルの分類



◆関連する病気
 

脳から膀胱までの連絡経路に障害が起こった場合
●脳障害(脳梗塞、脳出血、パーキンソン病など)
●脊髄障害(脊髄損傷、多発性硬化症など)

膀胱や尿道自体に障害が起こった場合
●細菌感染症(膀胱炎、尿道炎など)
●膀胱結石、膀胱結核、膀胱がん、間質性膀胱炎

その他
●糖尿病
●精神的なもの(ストレス)
●年齢による筋力の低下

 

腹圧性尿失禁をご存知ですか?

咳やくしゃみ、運動などで力んだ瞬間、急にお腹に圧力がかかり少量の尿がもれることがあります。妊娠・出産、女性ホルモンの減少などで尿道や骨盤内の臓器を支える筋肉(骨盤底筋)が弱くなって起こるためです。多くの女性が経験しています。

◆骨盤底筋がゆるむ原因
 

●妊娠・出産
●便秘
●肥満
●更年期
●加齢
●子宮摘出
膀胱や尿道、子宮等を下からハンモックのように支える骨盤底筋がゆるむと、腹圧に耐え切れず尿もれが起こります。


◆症状
 

こんな時にもれる・・・



 

腹圧性尿失禁の治療

骨盤底筋を強化する体操や薬物治療、手術などによる治療があります。

◆骨盤底筋体操
 

●腔や肛門の筋肉を10秒ほど引き締め、緩めて数十秒リラックスする。
●「締める、緩める」の繰り返し10回で1セットとし、1日5セット行う。
●毎日継続することが大切!



◆薬物療法
β2刺激薬

膀胱の緊張を緩め、尿道の締まりを改善します。骨盤底筋を強化するものではありません。

◆手術療法
TVT手術(Tension-free Vaginal Tape)
 

尿道の下に特殊なメッシュテープを通して尿道を支え、腹圧がかかっても尿がもれるのを防ぎます。


 

過活動膀胱(Overactive Bladder:OAB)をご存知ですか?

OABとは、膀胱が自分の意思に反して収縮する病気です。突然強い尿意におそわれ、尿をがまんできなくなります。

◆症状



 

◆OABになりやすい人

●太っている人
●便秘の人
●水分摂取が多い人(1日2リットル以上)または少ない人
●ストレスを感じやすい人
●運動不足の人
◆OABが生活に及ぼす影響

もらすかもしれないという不安から頻繁にトイレに行くようになり、そのために社会生活の妨げになることもあります。

 

過活動膀胱の治療

自分でできる訓練や排尿日記などの「行動療法」や、薬で膀胱の過剰な収縮を防ぐ「薬物療法」で、OABの症状を改善することができます。

◆行動療法




 

◆薬物療法
「抗コリン薬」

神経を通じて膀胱の筋肉へ伝達される収縮の指令をブロックし、膀胱の収縮を抑制します。

 

排尿のトラブルに関係する検査

病院ではまず、一般的な検査を行い必要に応じて詳しい検査を行います。

◆一般的な検査



◆詳しい検査


 

尿もれのタイプ自己チェック

【過活動膀胱 チェックシート】

チェックシートに記入して、受診時にご利用ください。

チェックシートはこちら