泌尿器科、内科
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【PSA検査】前立腺がん早期発見のために

男に生まれた宿命です。
前立腺がんの早期発見のために、50歳になったら血液検査(PSA検査)を受けましょう。
 

1、前立腺がんは他人事ではありません

前立腺がんは日本人男性で最も増加しているがんのひとつです。米国では男性のがんの中で患者数1位、死亡数2位ですが、わが国でも食生活の欧米化、高齢化の影響などから患者数が急激に増えています。
わが国の前立腺がん患者数は増え続けており、1975年はわずかに2,500人程度と少なかったのですが、2000年には約23,000人に増加しました。さらに、2020年には78,000人になり、日本人男性のがんでは肺がんに次いで2番目に多いがんになると予測されています※。

※2003年厚労省 津熊班 班研究より。「がんの統計2004」 篠原出版新社

 

2.前立腺がんの初期は自覚症状がありません

前立腺とは膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいる男性のみにある臓器です。大きさは栗の実くらいです。
前立腺がんの多くは、尿道や膀胱から離れた場所に発生します。そのため、初期には自覚症状がないことがほとんどです。がんが膀胱や尿道を圧迫して、何らかの排尿に関する自覚症状がでた段階でがんが発見された場合には、かなり進行していることが多く、約50%の人ではすでにがん細胞が骨やリンパ節に転移してしまっています。しかし、前立腺がんは他のがんに比べ、進行がゆっくりである場合が多く、初期がんの自覚症状がない期間が長いために、検診を受ければ早期発見が可能です。

 

3.前立腺がんは血液検査(PSA検査)で早期発見が可能です

◆PSA検査とは

血液中のPSA(前立腺特異抗原)値を測定する検査です。1mLの血液でできる血液検査なので、気軽に受けることができます。PSAは健康な状態でも前立腺でつくられていますが、前立腺がんがあると急激に増えてきます。


 

◆50歳になったら年に1度PSA検査を

前立腺がんは50歳ごろから急激に増加します。ですから、50歳になったらPSA検査を受けましょう。ただし家族に前立腺がんの患者さんがいる場合は、40歳からの検査をおすすめします。PSA値が異常の場合には、泌尿器科専門医の診察を受けましょう。前立腺がんの確定診断のためには、外来あるいは入院にて前立腺生検が必要になります。
また、PSA値が正常の場合でも、将来がんが発見されることがあります。PSAイ直が1.0ng/mL以下の場合には次の検査は3年後でよいといわれていますが、1.Ong/mLを越えていた場合には、毎年PSA検査を受けることをおすすめします。



 

◆PSA検査はいつもの検診もしくはかかりつけの医師のところで

なにも自覚症状がない場合には、住民検診や人間ドックで検診を受けることになります。最近は、多くの市町村やほとんどの人間ドック施設で、希望をすればPSA検査を受けられます。詳しくは、人間ドックの施設や市町村の保健センターなどにお問い合わせください。
また、何らかの排尿に関する困った問題がある場合などは、是非、かかりつけ医に相談してください。医師ががんを疑った場合には、PSA検査はどの病院・医院でも受けることができます。

 

4.PSA検査はメリット&デメリットを理解して受けましょう

◆PSA検査のメリット

●簡単な血液検査のみで、がんにかかっている危険性がわかります。
●前立腺がんを自覚症状のない初期の段階で診断できます。
●進行がんで発見される危険が少なくなります。

早期に発見すればほとんどは根治が可能で、治療の選択肢も広くなります。
前立腺がん検診を行うことにより前立腺がん死亡率が下がるか否かについては、アメリカとヨーロッパの大規模な研究の結果はでていませんが、進行がんが減ることの結果はでています。

◆PSA検査のデメリット

●まれにPSAイ直が上がらないがんがあり、見逃すことがあります。
●前立腺がんでなくても異常値になることがあります。
●治療の必要のないおとなしい前立腺がんが見つかる場合があります。
 

PSA値は前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇します。前立腺がんの確定診断には、前立腺生検が必要ですが、合併症として、発熱、直腸からの出血、血尿、血精液症があり、0.5%の確率で合併症の治療により、入院(の延長)が必要になります。ほとんどの場合は治療の必要はありませんし、重篤なものは極めてまれです。検診では、自覚症状のないうちにまた、小さくでおとなしい前立腺がんが約10%の確率で診断されることがあり(過剰診断)、その際には無治療にて経過観察することもあります。そのようなおとなしいがんを治療前に正確に診断することは難しい場合もあり、積極的な治療(過剰治療)を行い、合併症(尿失禁・勃起不全など)により、生活の質が低下することもあります。


●前立腺がんの検査(PSA検査)は、このようなメリットとデメリットをよく理解した上で受けることが大切で、洋しくはかかりつけ医や泌尿器科専門医に相談しましょう。