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睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の定義
- SAS(Sleep Apnea Syndrome)
- 睡眠時(7時間以上に10秒以上の呼吸停止が一晩通して3回以上)
- 睡眠時に10秒以上の呼吸停止および低呼吸が1時間当たり5回以上
- AHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸・低呼吸指数
睡眠時無呼吸症候群の分類
- 閉塞性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(OSAHS)
- 中枢性睡眠時無呼吸低呼吸症候群(CSAHS)
- チェーン・ストークス呼吸症候群(CSBS)
- 睡眠時低換気症候群(SHVS)
睡眠中繰り返す上気道の部分的または完全閉塞が、呼吸努力にもかかわらず低呼吸や無呼吸をおこす。
(上気道抵抗症候群を含む)
上気道の閉塞のない無呼吸。低呼吸が頻発し酸素飽和度の低下をもたらし、日中の眠気を生じる
心不全や脳血管障害など神経疾患患者などの睡眠中、時には覚醒時にも低呼吸・過呼吸が交互に起こる
無呼吸・低呼吸よりも、睡眠時の高CO2血症とこれに基づく低酸素血症。
検査対象:症状と合併症
主な症状
- 起床時の頭痛
- 日中の強い眠気
- 倦怠感
- 起床時の喉の渇き
- 強いいびき
- 頻回の中途覚醒
- 集中力の低下
- 夜間の頻尿
合併症
- 高血圧(健常人の2倍)
- 心筋梗塞(健常人の4倍)
- 脳血管障害(健常人の4倍)
- 冠動脈疾患(健常人の3倍)
- 糖尿病
- 居眠りによる交通事故(健常人の7倍)
- 仕事上のトラブル
- 生活の質(QOL)の低下
検査・治療の流れ
終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査(PSG検査)
- 簡易PSG検査
- 判定内容
院内または自宅で就寝前に顔や体にセンサーを付けて終夜記録します。
・フローセンサー(鼻の下)
・呼吸・いびきの状態
・指センサー(指)
・経皮酸素飽和度
・血液中の酸素状態
・呼吸努力ベルト(胸・腹)
・体位・体動の状態
睡眠時無呼吸症候群のおもな治療方法
- 持続陽圧呼吸補助装置(CPAP)
- 歯科装具(マウスピース)
- 外科的手術
- 減量・ポーションセラピー
[Continuous Positive Airway Pressure]
鼻マスクを着けて空気を送り込み。上気道の防ぐ方法。
成人の閉塞型無呼吸の治療に作用します。
下あごを前方に突き動かせるように工夫したマウスピースを着けて眠ると気道が広がる。軽症の無呼吸に有効。
肥大化した扁桃腺やアデノイドの削除手術
睡眠時の体位の矯正